海外で保育士として働くには

海外で保育士の資格を活かしたい

エデュケーション
ご主人が海外転勤になってしまった、語学を活かし海外で働いてみたい等、海外で保育士として働きたいと思っている方がいるかと思います。

意外と海外での保育士の求人は多いようです。
保育士の資格を保有している方は、是非海外でも活用したいですね。

海外で就職する場合、就労ビザの取得が必須となります。
取得にはお金がかかります。20~50万円と言われていますが、アメリカですと100万円前後と高額です。
また、国によって様々な条件があり、厳しい国ではなかなか就労ビザが得られません。

保育士の資格は専門職ですので、比較的就労ビザ得るには有利です。
それぞれの国で、日本人ではなくてはできない仕事として認められます。

就労ビザの取得条件は様々な事項がありますが、満たしていれば働くチャンスが巡ってきます。
保育士や幼稚園教諭免許を持っていない場合の就労の取得は難しいと言えます。

さらに国によって、日本で取得した保育士免許を使える場合、使えない場合があります。
就労したい国で大学を卒業し、免許を取得しなければならないパターンもあります。

アジア系では、短大、大卒の学歴を求められる求人が多いです。
アメリカ、シンガポールでは、四年制大学卒という条件の求人が多く、ハードルが高いです。

海外で働くとなれば、語学力も必要となります。
特にアメリカでは、日本語、英語共に堪能でないと、採用に至らないのが現状です。

日系の保育園では、語学力は不要の求人が多いようです。
しかしながら、アメリカではTOEIC650~700点以上を求められるそうです。

韓国においては、日本向けビジネスが多く、日本語が重宝されます。
ただ、韓国語もできないと相手にされないとも言われいています。
さらに日本よりも学歴社会です。

国によって基準が異なるので、チェックが必要です。

国による差

国が変われば、言語も文化も異なります。
モノの考え方も当然異なってきます。

給与で言えば、日本の保育士の低賃金は問題になっています。
国家資格を持っているにもかかわらず、給与の相場がとても低いです。

他の国においても月収は15万~20万くらいが多く、特にアジア圏においては日本と大差はありません。

国民の幸福度の高いベトナムでは日系の保育施設が多く、現地の言葉が話せなくても問題なく働けるようです。
日本の保育士のように雑務に追われることもなく、保育業に専念できます。
給料が日本と同じでも、物価がとても安いです。
よって、自分のために使えるお金が多く、充実した生活を送っている保育士が多いようです。

北欧のスェーデンは、保育士の地位や月給が高いと言われています。
待機児童数が0という国で、子育てへの経済支援がしっかりとした国です。
子ども6人に対し保育士は1人と決められたシステムになっています。

各国の子育てに対する考え方の違いにより、保育システムも変わり、保育士の地位が変わってきます。
海外で働くことを希望するならば、しっかりとした情報収集が必須となります。