独学で学ぶ
保育士試験は合格率が2割と低く、資格を得るには大学や短大などの養成学校を卒業する方法と、保育士試験を受けて合格する方法の2つあります。
学校に行く時間の無い方は、通常は保育士試験を受けて資格取得を目指します。
試験では筆記試験だけでも8教科9科目と多く、6割以上正解しないと合格は難しいです。
お金をかけたくないという人は、独学がおすすめです。
まずは書店で保育士のテキストや参考書を購入し、自分が学びやすいと感じる本を買います。
試験での合格点は、100点満点で60点以上となりますので、満点を目指す必要はなく、7割程度の合格を目指して勉強すると、短期間で合格しやすいです。
独学では、やはり自分で進んで勉強しないとならないので、計画を立てるのが重要です。
そして科目でも得意なものと苦手なものがあると思いますが、苦手な科目よりも得意な科目を伸ばすように勉強すると、学力も上がり合格しやすいです。
そしていつから勉強を始めるかも重要であり、独学でも1ヶ月前から勉強して合格も可能ではありますが、勉強期間が短いと1日6時間以上は勉強しないとなりません。
1日の勉強時間を多く取れないという方は、早めに保育士の勉強を始めるべきです。
講座を受ける
ある程度時間を掛けて勉強をするならば、通信講座が通学講座を受けながら勉強するという方法もあります。
この方法ならカリキュラムにそって勉強しますので、嫌でも勉強をしていき、自然に学べます。
特に通学講座となると、一緒に勉強する仲間もいますので、教えてもらったり励まして勉強ができます。
ただし、どちらの講座を受けるにも、カリキュラムは1年程度と時間がかかり、お金もかかります。
時間やお金の無い人には、難しい方法です。
実技試験対策
保育士試験では実技試験がありますので、実技対策を行なわないとなりません。
実技試験は、音楽・造形・言葉の3分野の中から2分野選択して受検します。
この中から自分がどれが得意か決めて、試験を受けるのかを決めます。
実技試験で欠かせないのは、人前で実技を行なうのに慣れておくことです。
実技自体得意だとしても、人前に出て緊張するとなると、自分の力の半分程度しか出せません。
音楽はピアノ、ギター、アコーディオンの中から課題曲を弾き語りします。
造形は課題を元に絵を描き、言語は課題を元に子供向けのお話を3分間します。
やはり音楽がある程度行なうことが決まっているので一番簡単です。
造形と言語のどちらかを残り1つとして選ぶことになるでしょう。
人前で行なうのに慣れるために、家族や友達の前で行なってみて、評価してもらうと対策となります。
特に人前に出ると緊張しやすい方は、できるだけ多く人前で実技をして練習すべきです。