保育士の年収

初任給や昇級

公立の保育園で働く場合は、地方公務員となりますので、地方公務員の給与規定にそった金額が支払われます。
私立保育園で働く場合も、公立保育園で働く場合と給与にそれほど大差はありません。
一般的な初任給は16万円から17万円ほどとなり、これは地域によっても違い、首都圏だと18万円と少しだけ高いです。

保育園の保育士として職員になると、給与から年金や保険が引かれます。
給与からは2万円から3万円ぐらいは引かれますので、その差額が手取りと思っておくと良いでしょう。
そうなると手取りは少なくなり、一般的なサラリーマンなどと比べる、多少手取りは低いと言えます。

私立の保育園の場合は昇級はあまり期待は出来ませんが、それでも勤務年数と共に給与は上がっていきます。
公立の保育園となると、勤務年数とともに確実に給与は上がり、公立の保育園の方が離職率は低いです。
給与
・年収

保育士の平均年収は35歳で323万円です。
サラリーマンの平均年収は35歳で434万円となりますので、100万円ほど年収は少ないです。
勤務先の規模によっても多少は平均年収は違いますが、それでも保育士の年収は320万円程度であり、高くても360万円ほどです。
男女別に見ると、以外にも女性保育士の方が年収は多く、若いときほど女性の方が多く、50代以降となると男性の方が多くなります。

給与以外の手当て

保育園によって福利厚生に違いはありますが、一般的な手当てとしては以下のようなものがあります。

・通勤手当
・調整手当
・住宅手当
・扶養手当

これは必ずしも保育士になるともらえるとは限らず、保育園によっても手当ての種類は違います。
手取りとしてはこのような手当ても金額に響きますので、働くときはどのような手当てがあるのか調べておいた方が良いでしょう。

そして保育園ならではなの手当てが「特殊残務手当」です。
これは保育園によって名称が違いますが、行事に対する手当てとなります。
保育園では毎月なんらかの行事があるので、その行事に参加する手当てとなり、ほぼ毎月支給されます。
その他にも管理職となると、管理職手当もつきます。

何より給与を左右するのが、保育士にも支払われるボーナスです。
通常は7月と12月の夏と冬のボーナスが支払われ、一般的には夏よりも冬のボーナスの方が金額が多いです。
保育士のボーナスは、一般企業と違い毎年の業績によって左右されず変化しません。
それは入所する子供の数が、激減することがないので、業績は安定し、ボーナスも毎年ほぼ同じ額です。
働いたばかりの1年目はそれほどボーナスは期待できませんが、冬以降はボーナスが満額支払われるようになり、給与の2倍程度の金額をボーナスとしてもらえます。