子供を保育するのが仕事
保育士と名前が付いているので、もちろん仕事内容は子供を保育することです。
保育所や児童福祉施設で、6歳ぐらいまでの子供を預かり保育します。
子供を心身共に保護するだけでなく、一緒に遊んだり会話して、考える力や想像力、感性を育てます。
ピアノを弾いて一緒に歌を歌ったり、庭で一緒に遊んだりするのが仕事となります。
また園児は夕方以降に親が迎えに来ますので、それまで安全に預かるというのも仕事です。
結婚や出産後も働くことができ、年齢に関係なく続けられる仕事です。
女性の多い職場ですが、最近は男性の保育士も増えてきています。
元気な男児と遊ぶとなると男性保育士が適しているとも言えますが、着替えなどの場面で男性保育士は遠慮して欲しいという声もあります。
保育士として地域においては、子育て支援を保育園が担い、保育士が保護者にアドバイスすることも求められています。
幼稚園先生として働くには幼稚園経論の資格が必要ですが、保育士として働くには資格は必要ありません。
保育士として働くには、保育園がもっとも一般的です。
その他には、乳児院・児童養護施設・障害者施設などがあり、病院で入院している子供を援助するために働く保育士もいます。
園児との遊びとお昼寝
どこの保育園でもお昼寝は取り入れており、保育士は昼になると園児を寝かせます。
園児が保育園にくると、一人ずつ名前を呼んで点呼を取り、終わると保育士は一緒に子供と遊びます。
一人でいる子供に声を掛ける、遊んでいる子供の周りに危険なものはないか確かめる、子供同士が喧嘩していれば仲裁に入ります。
昼になると園児をお昼寝させますが、子供達が寝ている間も仕事はあります。
その日の園児の様子や体調を記録して報告書に書き、一人一人を担任の保育士が把握するのです。
しっかりと子供の様子を見ていないと報告書はかけず、何ができるようになったなどを見逃さないようにします。
おやつの時間になれば園児におやつを食べさせます。
そして夕方以降時間になると、親が迎えにくるので見送って園児を帰らせます。
迎えが遅くなるような親の場合は、保育士はその園児と迎えに来るまで遊んで時間を潰すなどのこともします。
園児が帰ったとも、翌日の保育の準備や作業などがあり、特に運動会やお遊戯会の前は大変です。
春になると新しい園児が保育園にやってきますが、親の元を離れたくなく大泣きする子供もいるので、保育士は子供をなだめたりと大変です。
けっして保育士は楽な仕事とは言えませんが、子供の成長に関わることができるやりがいのある仕事です。
子供を注視して様子を見たり、一緒に遊んだり、夜遅くまで準備したりと体力が求められる仕事です。