保護者に喜ばれる写真を撮ろう
遠足や運動会等、大きな行事ではプロのカメラマンに撮影を委託する場合もありますが、小さなイベントや普段の園生活は、保育士がカメラマンとなります。
保育園によって備品は異なりますが、デジタルカメラやスマートフォンのカメラが一般的かと思います。
デジタルカメラにも種類があり、一眼レフカメラ、ミラーレスカメラ、コンパクトデジタルカメラがあります。
コンパクトデジタルカメラは、基本的にはシャッターを押すだけです。
ズーム機能が付いているものもあります。
難しい機能もなく気軽に撮影することができます。
一眼レフカメラ、ミラーレスカメラは更に質の良い写真を撮影できます。
しかしながら操作が多少複雑です。
オート機能が付いているものがほとんどなので、全ておまかせで撮影するのもひとつです。
背景をぼかしたり、走っている子どもをブレなく撮影したい場合は、少し機能を覚える人も必要です。
絞り優先モードで撮影すると、一箇所にピントを合わせ、周りをぼかす事ができます。
シャッター優先モードは、走っている子どもを中心に、躍動感あふれる撮影が可能です。
暗い場所では明るくしたり、望遠レンズがあれば遠くからの撮影も可能です。
最近のスマートフォンのカメラは高機能のため、デジタルカメラよりもきれいに撮れます。
様々なカメラの種類はありますが、何よりも撮影者によって写真は決まります。
撮影者は子ども目線を心がけると、とても自然な子どもたちを撮れます。
カメラを向けると、どうしても逃げてしまう子どももいるでしょう。
写真はカメラ目線だけが良い写真ではありません。
遊んでいるところを、子どもたちに気づかれないように撮ると面白い写真が撮れるかもしれません。
また、普段保護者の方が見ることのできない、保育園内での様子が分かるような写真も喜ばれると思います。
当然ですが、園児全員を平均的に撮りましょう。
撮り忘れがあると、保護者からクレームがきます。
プールの撮影をする時は、防水タイプのカメラをおすすめします。
水に気にする必要がなく、プールで思い切り遊んでいる子どもの写真を撮れます。
保育園での写真利用方法
撮影した写真の利用方法も様々な利用方法があります。
技術が進んでいる保育園では、会員制ホームページに、普段の園児の様子を撮影し、アップして見れるようになっているところがあります。
友達同士で遊んでいるスナップ写真が公開されており、家では見せない表情を見ることができ好評を得ているそうです。
保育園では誰と仲が良いか等、写真から知れることもできます。
写真の取扱いについては、個人情報保護により注意も必要です。
保育風景を見ることができると喜ぶ保護者もいれば、個人情報が特定されてしまうと懸念される保護者もいます。
撮影される時には保護者の意見を先に聞く事も必要となります。
撮影データも流出のないように充分注意を払いましょう。