日本とアメリカ妊娠生活
妊娠・出産は人生において最大の出来事です。
国が違えば生活習慣や文化、医療制度も異なるので大きな違いがあります。
日本とアメリカの違いを知ることで新たな発見があります。
妊娠した際に良く話の上がる体重管理。
日本では体重が増えすぎないように管理を求められます。
一方でアメリカでは、体重管理について厳しく言われないそうです。
日本が細かいのでしょうか、アメリカが大雑把なのでしょうか。
日本の細かい考えは、一見厳しく思えますが優しさ上の厳しさかもしれません。
身体を冷やさないようにと言われるのは基本です。
それに伴い、腹帯をはじめ身体を冷やさないようにするグッズが沢山売っています。
一方アメリカでは温めるという考えがありません。
日本では妊婦用の下着等、とても考えられたものが販売されています。
アメリカではそのようなものはありません。
妊婦さんでも水着になりプールに入るなんてことも当たり前です。
日本では妊婦さんマークがあり、近年定着してきました。
電車で席を譲る等、優しい運動が見受けられます。
アメリカでは妊婦さんマークはないどころか、母子手帳もありません。
アメリカには国の医療保険制度がないので、各自加入する保険会社に頼らなければ出産できない程、医療がとても高いです。
出産方法も大きな違い
アメリカでは無痛分娩が一般的です。
近年日本でも無痛分娩が流行ってきましたが、自然分娩で出産することが一般的と言われています。
身体の都合で帝王切開になってしまった場合でさえ、自然分娩できなかったと悔やむ人がいるほど、日本では自然分娩にこだわります。
アメリカでは立会出産が一般的です。
何も申しださない限り、家族は立ち会うものだと認識されています。
日本でも広まってきましたが、抵抗のあるパパが多いそうです。
アメリカでは家族みんなで一緒に出産するという考えが強いのかもしれません。
入院期間にも大きな差
アメリカでは、出産後2日で退院となります。
日本は4~7日とアメリカに比べると長いです。
入院期間は、出産の疲れを休めながら、育児の準備をしていきます。
助産師さんから育児の指導があります。
授乳方法、おむつの替え方、沐浴等を、実践しながら丁寧に教えてもらえます。
はじめてのお産の場合、右も左もわからないので指導を受けられるのはとても助かります。
アメリカのママさんは出産してすぐ退院でとても大変そうです。
しかしながら、育児は父親参加が当たり前のアメリカ。
家族全員で育児をしていくという文化であり、保険制度の違いから入院期間が短いのかもしれません。
日本のパパはまだまだ育児への関心、協力度が低いように思います。
約一週間の入院生活は、ママ一人でも育児ができるようになるための準備期間。
文化の違い、考え方の違いが、妊娠、出産、入院に大きな差が出ているのではないでしょうか。