中途採用の転職活動の流れ

年度末に向けて保育園を探す

中途採用の方は、新卒と違い何月に採用試験があるとは決まってはいませんが、年度末に保育士の方の入れ替えが多く、この時期に募集が多いです。
そのために、多くの方は、1月や2月の求人の多い時期を目標に就職活動を行ないます。

12月頃から自己分析を始めて、求人を探していきます。
1月になると採用試験を受けて面接を受けていくというのが一般的です。
ハローワークや求人サイトなどで探しますが、最近は自治体が合同説明会をしているところもあります。
保育士の方を対象として就職先を紹介している人材紹介会社もありますので、幅広く活用すると良いでしょう。

就職活動ではやはり面接が一番の難関です。
筆記試験のみと言う保育園はありませんので、面接はどこでも最低1回はあると思った方が良いです。
基本は1次に筆記試験、2次に面接があり、筆記試験では小論文もあります。
採用

面接に関して

面接では保育園側としては、職場になじめるか、子供達と良い関係を築けるか、責任感を持って働いてくれるかなどを見ます。
このようなことに対処するためにも、面接準備にどれだけ時間をかけて取り組めたが重要です。
面接の短い時間の中で、どれだけあなたをアピールできるかがポイントです。

自己PRを聞かれる事が多いので、自分の能力や、保育士になろうと思ったきっかけなどを考えましょう。
必要以上に自分を大きく見せようと、盛りすぎた自己PRをする方もいますが、それはすぐに見抜かれてしまいます。
余計なことを加えて答えると、他の質問をされたときに回答できなくなり、面接官に不信感をもたれます。

内定してから

内定の連絡を保育園からもらったら、承諾する前に以下のことは確認しておきましょう。

・入社日に入社できるかどうか
・給与や交通費のこと、残業手当はあるのか
・勤務形態と休日
・雇用形態について、試用期間はあるのか
・勤務時間
・福利厚生
・雇用契約書について

また、将来的に出産して育児休暇をとる可能性のある場合は育児休暇はあるのかも確認します。
保育園側が採用して雇用するとなると、企業では雇用契約書を交わしますが、保育園では作成しないところもあるので、契約書はあるのかどうかも確認します。

もし内定をもらって、他の保育園からも内定を受けており、内定保留を考えているならば、保留する場合は2日から3日ぐらいが常識の範囲であり、長くても1週間です。
さらに考えておくべきことは、もしも内定辞退するとなると、その理由を考えないとなりません。
無難なのは、検討の結果申し訳ありませんが辞退させていただきます、という理由を明らかにしないのが一番です。
そのときに、もしも理由を聞かれれば答えるようにしますが、嘘をついてごまかしてはいけません。