認可保育園と無認可保育園、認定こども園の違いについて

子供

認可保育園とは?

認可保育園とは、国が認可している保育園ということです。
保護者の仕事や疾病などによって保育できない児童を、保育することを目的として運営しています。
保護者の方が入所を希望する場合は、住んでいる地域の市町村に申し込みします。

設備や保育士の人数などを満たしていると、保育園として国から認可されます。
子ども1人当たりの保育室、屋外遊技場の広さも一定以上と基準があります。
また保育士1人に対し保育でできる子供は何人まで、保育時間は朝7時半から18時までと決められてます。
延長保育を入れても、20時までの保育園が多いです。

保育料は自治体や保護者の収入によって決まっており、その地域の許可保育園なら、保育料の基準に違いはありません。

無認可保育園とは?

無認可保育園は児童福祉法に基づく、国からの認可を受けていない保育園のことを言います。
保護者の仕事や病気など、保育できない理由の有無に関係なく、子供は入所できます。
保育を希望する保護者は、直接保育園に申し込みます。

設備が整っていない、保育士の数が足りないなどと、国から認定を受ける基準を満たしていないので、無許可保育園となります。
ただ許可を受けていないからと言って、悪い保育園と言う意味ではありません。
許可保育園と違う特色を出している園も多く、子供の成長にプラスとなるような特色のある保育園も数多くあります。
国からの制約を受けないために、あえて無許可保育園として運営している場所もあります。

保護者の理由に関係なく入所する事ができ、時間外保育も充実している園が多いです。
そのために、延長保育や休日夜間保育などと、時間外保育の時間が長いところが多いです。
ただ無許可保育園は、許可保育園とくらべると保育料が高めになっています。
中には子供1人あたり10万円以上もの保育料となる場合もあり、どうしても金額は高くなる傾向にあります。

認定こども園とは?

平成18年10月に始まった認定こども園の制度で、幼稚園と保育所の両方の特色を持つ施設です。
幼稚園や保育所などで一定の基準を満たせば、認定こども園といて運営ができます。
幼稚園児を通園させる場合は、保護者の所得に応じて保育料が決まり、保育園児を通園させるならば、保護者の所得に応じ認可保育園と同額の保育料を支払います。

幼稚園時でも保育園児の場合も、入園希望ならば直接施設に申し込みをします。
手続きが認可保育園より少し早めであり、6月から9月くらいに説明会があり、11月初旬に願書提出を行うようになります。
運営する場合は認可保育園と同じように、その地域の自治体から認定を受けなければならず、日にちまでに手続きが遅れないように注意が必要です。